教育体制、教育制度
自らの成長と満足度を高める
社内文化を育む
人材開発部 教育課
立社の精神を具現化する、
教育の取り組み
当社は、「仕事を通じて自らの満足度を高め、自らを尊敬できる人間に成長する」という立社の精神(企業理念)を掲げており、社員の成長と満足度の向上を第一に考えています。社員自らが成長し、満足度を高め、良い仕事を実行することが、お客様に品質の高いエンジニアリングを提供することにつながると考えています。そのため、当社では、社員一人ひとりに対応した教育に力を入れており、理念を具現化するためのさまざまな取り組みを行っています。
諦めずに続けることの意義
エンジニア向けの技術習得プログラムとして行われている「7年間の研修プログラム」は、各自が目指す技術や資格の目標を“見える化”したものです。プログラムに沿って努力することで、「3年生は3年生らしく、5年生は5年生らしく」それぞれの年次に応じた成長ができるようになっています。もちろん基準に沿って目標を達成していくのが理想ですが、遅れたとしても、諦めずに最後まで努力し続けることを大切にしています。プログラムは個人別にファイル化することで、取り組み項目を自らチェックできるようにしており、ファイルを本社で共有・精査し、各自の修得状況に応じて必要な研修を反映させるなど、調整を加え、プログラムの精度を高めていきます。
自身の成長を見える化し、
正面から向き合う
技術者向けの研修プログラム以外に、全社員を対象とした「成長シート」があります。これは、各自が自らの目標項目を達成の度合いで判定し、自身で成長を“見える化”していくツールです。自己採点で達成できたと思ったら、シールを貼り、未達なら、半分だけシールを貼るなど、自身のルールで運用します。達成できなければ、来年度の目標として繰越し、自分のペースで継続して取り組み、四半期ごとに部内で共有・確認することで、各自の成長を客観的に判断します。自らの課題と正面から向き合うというのは大変なことですが、新入社員の頃から、こうした取り組みが身についているため、みんな積極的に自己研鑽に励んでおり、各自の成長記録としても役立ちます。定期的な見直しを各自に推奨していますが、教育担当としては、どのように見直しを働きかけ、能動的に取り組んでもらえるようにするか、そこに工夫やアイデアが求められます。
日常に染み込む、立社の精神
当社では、当たり前のことを当たり前に行う、正しいことを正しく実行する、面倒なことから逃げずに、しっかりと向き合うーこうしたシンプルなことを大切にしています。これは当社の教育の根幹に流れているもので、きちんとやっている人を正しく評価する文化が根付いているからこそ、地道な自己研鑽に努めることに対して、誰一人、否定的な態度をとることはありません。私自身は入社前、仕事というのは、自分がいなくても回るものであって、自分にしかできないこと、自分だけの役割などないものと思っていました。でも、入社して、与えられた役割に責任を持って取り組み、その結果や成果が正当に評価される環境に馴染んだことで、自ずと仕事に対する意識や行動が変化しました。教育とは、人が“変化し成長する”きっかけを創り、文化として根付かせていくことに役割があると思います。それぞれが自分のペースで成長し、多少、荷が重い役割だとしても、周りのサポートで達成できる環境があるからこそ、何事にも前向きに取り組むことができる。それは自分自身が身をもって感じていることであり、会社で過ごす日々の中に、立社の精神が染み込んでいるのを実感します。
COLUMN
外部機関との交流を通じた
人間形成
当社では、大学などの外部機関との交流機会を積極的に設けています。日本初のビジネススクールとして設立された慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾大学ビジネス・スクール)との交流活動として、同研究科指導教授による勉強会の定期開催、また、千葉工業大学や千葉職業能力短期大学校との共同基礎研究を通じての新製品開発など、外部との交流機会を通じて、多様な価値観に触れながら、当社の理念に通底する多角的な視点や豊かな人間性を育む機会としています。
- 慶應義塾大学大学院経営管理研究科
https://www.kbs.keio.ac.jp - 千葉工業大学
https://www.it-chiba.ac.jp - 千葉職業能力開発短期大学校
https://www3.jeed.go.jp/chiba/college/