予防保全ための精密検査
細部までの徹底チェックで、
持続可能な
生産設備環境を実現。
安全・安定的な生産体制の維持に、
なぜ精密点検が必要なのか?
生産設備の要である中・大型プレス機械の安全&安定稼働のためには、一般的な法令点検の検査項目では把握できない、細部にわたる入念な点検・検査が必要です。しのはらプレスサービスの精密点検は、安心・安全・安定的な生産体制の維持に貢献します。
先進機器と技術を駆使し、
プレス機械の細部をチェック、
持続可能な生産設備環境を実現
プレス機械を守るための9つの目安
ノイズ診断
動力系(モータ)や電気制御系に生じる磁界の乱れを専用測定器と独自の技術で解析、劣化具合を診断します。
潤滑油・グリス
摩耗診断
サンプリング不要の測定装置で、各摺動部の劣化につながる潤滑油・グリスの汚れを数値化し、診断します。
クラウン内部点検
クラウン内部の駆動部やフレームなどの重要箇所を専用のビデオスコープで撮影しながら、詳細に点検します。
不具合箇所報告
検査結果として、不具合箇所の画像と併せて一覧表で報告・提出します。
精度検査、
データマネジメント
クラッチ&ブレーキストローク量、停止性能等の傾向値をグラフ化、異常値を示す箇所を視覚化し監視します。
エアー漏れ診断
目に見えないエアー漏れが生じる際の高周波を集音・感知し、箇所を特定し表示、漏れ量を係数化します。
超音波深傷診断・
亀裂検査
超音波でプレス機械の内外部の亀裂を測定、表面の亀裂についてはセンサで深度を数値化します。
分解点検
クラッチ&ブレーキ部の状態を正確に把握するため、分解点検を推奨しています。早期発見・予防保全を可能にすることで、補修にかかるコストを抑制します。
スプライン補修
摩耗によるガタが発生しやすいスプライン部に特殊な充填剤を注入。短工期低コストで、新品レベルに機能回復します。
中・大型プレス機械精密点検の流れ
不具合・調査箇所の
ヒアリング
実施前に、プレス機械の使用に際して、日頃、気になっている点や不安な箇所等についてヒアリングを行います。
精密点検の実施
点検メニューに加え、ヒアリング内容に基づく点検を重点的に行います。資格を持ったサービス員が担当します。
報告書の作成
点検結果を専用書式にまとめ、不具合が見つかった場合は、当該箇所がわかるように写真を添付します。
不具合箇所の説明
報告書をもとに点検結果を説明し、不具合箇所が見つかった場合は、不具合内容と危険性について説明します。
計画修理のご提案
不具合箇所に関する修理計画をご提案します。優先順位に応じて、計画的な修理の実施が可能です。
大切な機械を守るために
大切な機械設備を長期間、安定的かつ安全に稼働し続けていくためには、予防保全を視野に入れた精密な点検が必要です。最新のデジタル診断機器を駆使したしのはらプレスサービスの精密点検は、通常の点検では見ることのできない動力系・潤滑・油圧計・機械系・電気制御系の精密な検査・点検を行い、プレス機械の健康状態を徹底チェックします。
持続可能(サスティナブル)な
プレス機械への進化
精密点検は、プレス機械の将来を見据えた
エイジングマネジメントの第一歩
[リビルト&レトロフィットのメリット]
- 金型などの現有設備の流用が可能
- ピットの流用など、機械以外のコスト削減に貢献
- オーダーメイドによる高機能化
- 減価償却期間の短縮が可能
- サスティナブル活動(SDGs等)への貢献
- 見守りIoTシステム「PM system」の後付けで
壊れない機械へ進化
改修前のプレス機械
改修後のプレス機械
プレス機械のコンディションを正確に把握し、生産設備の安全性や安定的で持続的な生産につなげたいというニーズが増えていることから、当社の「精密点検」に対する需要は、年々高まっています。プレス機械の安定的かつ安全な稼働を実現するためのエイジングマネジメントとして、しのはらプレスサービスでは、計画修理のみならず、プレス機械の将来を見据えた「リビルト&レトロフィット」により、完全オーダーメイド型のプレス機械に進化を図ることで、新たな戦力として持続可能(サスティナブル)な生産設備の実現に貢献します。
- 【カタログpdfダウンロード】
- すべては、点検から始まる。
(20頁/冊子)〈2.1MB〉